顕微鏡観察で目が疲れるかたに!
顕微鏡酔い対策研究会
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本会発足の趣旨と本会の内容

                          顕微鏡酔い対策研究会

いま、我が国で使われている顕微鏡の台数は細胞などを見る生命科学者むけの

もので約35000台、エレクトロニクス関係などで使われている

工業用顕微鏡で60万台と言われています。

(マイナーな顕微鏡会社のものや、安価な中国製の顕微鏡の台数までは

     含まない概数です)

それを使っている人のうち、少なく見ても3割程度の人は

目の疲れを感じているようですので(注1)、いま我が国で、顕微鏡により

眼精疲労を来している人は、20万人以上いるということになります。

(注1)日本臨床細胞学会雑誌Vol. 47 (2008) , No. 6 pp.407-415

「細胞検査士の視機能および身体的不定愁訴に関する疫学的検討 -経時的検討を含めて-」

この細胞学会の研究では、顕微鏡観察のための対策を講じる必要があるという

結論は出たのですが、具体的な方法については何も語られていません。

ですので、ほとんどの顕微鏡観察者のかたは、依然として眼精疲労や

顕微鏡酔いから開放されぬままに、仕事で顕微鏡を覗き続けておられるのです。

中には目薬を手放せないかたもいますし、目が疲れるので、顕微鏡観察の時間を

あえて短くしている人もいます。

しかし、それは、科学立国の我が国の財産ともいうべき理系研究者のかたにとって

決して放置していてよい案件ではなく、一日も早くその対策を講じて、

それらのかたがたのQOLを高めないといけません。

また、工業顕微鏡の場合には、それを就業中ずっと覗き続けて、

そのせいで、半年ほどで身も心もボロボロになってやめていく

派遣労働者のかたも多いと聞きます。それらの人の眼精疲労を少しでも

少なくするために、我々はこの研究会を発足させたわけです。
  

その対策としては、この研究会の会員が顕微鏡を見て目が疲れるかたの

目の状態をまず把握します。

すなわち、本人の目の屈折・調節・眼位の状態、などを調べます。

次に、その顕微鏡の構造から、その像がどこにできるかということを把握し、

両眼で見るときの輻輳や調節の状態を調べれば、どういう対策を採れば、

眼精疲労を最小限にくい止めることができるかということがわかってきますので、

それを実行するわけです。 

たとえば、ある生命科学研究者のかたは、3時間くらい連続して

細胞の拡大映像を100倍で見るということが多いのですが、

顕微鏡観察が終わったあとは、しばらくはものがぼやっと見えてしまって、

30分くらいは普段の目の状態に戻らないのだそうです。

そのかたに、顕微鏡専用メガネを処方調製しまして使っていただきましたところ、

大変具合良く顕微鏡観察ができるようになり、もちろん、観察のあとに

ものがぼけて見える現象もなくなったと、喜んでいただきました。

また、中には、現在使用のメガネに我々研究会のお勧めする

アタッチメントをつけることにより、顕微鏡観察の眼精疲労を

大幅に軽減させることに成功したかたもおられます。

 

そのノウハウは日頃難しいメガネを測定調製している我々からすれば、

さほどやっかいな問題ではないのですが、実際に顕微鏡を使っている人にとっては、

容易に解決できる問題とは思われない場合が多いらしく、

眼科で相談したけれど具体的な解決に至らなかったという

顕微鏡使用者も少なくないのです。

顕微鏡酔いで困っておられるかたは、我々の会員店にご相談ください。

相談料や検査料は無料です。

解決策を実施するのにかかる費用は、1万円未満ですむ場合もありますし、

数万円かかる場合もありますが、10万円を越えるということはほとんどありません。

また、メガネを作る場合、以前にご使用の不要なメガネ枠にレンズを

お入れ出来る場合もあります。

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