跳ね上げメガネの便利な使い方!

少し上げ法

少し上げ法について

講習会で遠くにある文字表示などを見ながら

手元の資料を見たり筆記をしたりするとき,

見るたびに跳ね上げメガネを上げ下げするのは

面倒ですね。こんな時に便利なのが「少し上げ法」です。

近視系の遠用単焦点や遠近両用のレンズが入った

単式跳ね上げメガネを、少しだけ途中まで

跳ね上げて、レンズを通して遠くのものを見て

レンズの下から手元を見る。

こうすれば、遠くを見たり手元を見たりを

繰り返すときに、その都度レンズを跳ね上げたり

降ろしたりする面倒さがなくて、便利なわけです。

この方法は単焦点でも累進が入っていても、

裸眼で机の上までの距離を明視できるのなら

使える
方法ですが、

累進の場合には、累進のままで普通に

手元を見るよりも、手元が横幅において広く見えて

便利、ということがあるかもしれません。

これを「少し上げ法」と呼びます。
 
 


少し上げ法を写真で説明します。

左の跳ね上げメガネは少しだけ跳ね上げてあります。

この状態で、青い矢印方向で遠方を

黄色い矢印方向で近方を見るわけです。

跳ね上げたり降ろしたりを頻繁に繰り返すことなく、

遠くと手元を交互に明視することができます。

遠くが見やすいようにあごを引いて見ています。)

なお、老視のある近視系の目で裸眼で手元を明視できる人の場合、

遠くと手元を交互に見る方法としてはこれまでは主として下の二つがありました。


(1)普通のメガネに遠近累進レンズを入れる

  これなら跳ね上げなしで遠くと手元を交互に明視できるのですが、

  手元の見える範囲が狭いとおっしゃるかたがけっこうおられ、

  せっかく遠近両用をかけているのに、手元を見るときには

  メガネをいちいち外すとおっしゃるかたも少なくありません。


(2)普通のメガネのレンズの天地を短くしたベターハーブや

  跳ね上げメガネの天地を短くしたベストハーフ

  この(2)の問題点は、歩くときに足下がぼやけることと、

  外見がやや不自然になるということです。

 

  それに対してこの「少し上げ法」の場合は、

  レンズの天地サイズを短くする必要がないから、

  歩行のときなどは天地サイズが十分にあるレンズを降ろしたまま

  足下をレンズを通して見ることができるので、

  ベターハーフやベストハーフメガネで生じるおそれがある

  「歩くときに足下を見ると、レンズを通さずに見えて、ぼやけてしまう」

  という問題はなくなります。

  また、外見上も、ベターハーフやベストハーフよりも自然です。

ということで、老視がある近視系のかたで、裸眼で手元は明視できるというかたの場合、

  ・遠くと手元を、くりかえし交互に(横方向で)広い範囲で明視したいことが多い。

  ・中間距離を見る必要性は少ない。

この二つの条件だけを満たせばよいのならベターハーフでOKなのですが、さらに

  ・歩くときに足下はぼやけずに見たい。

  ・メガネの外見はできるだけ自然な感じがよい。

上記の2つの条件も満たしたい場合は、近視系単焦点レンズの跳ね上げメガネにして、

少し上げ法を利用すると一番便利だと言えるかもしれません。


少し上げ法は使用する跳ね上げメガネやレンズ度数によって

上手くいく場合と行かない場合がございますので

お近くの跳ね上げメガネ研究会会員店で

ご相談下さい。

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